スタッフの児玉です。
ジムには、故障の早期改善を求めてこられる会員さまもいらっしゃいます。一例として、ヒザを痛められたケースを取り上げましょう。
症状としては、成長期の方のオスグッド、ヒザの靭帯損傷や太ももの肉離れなどが思い浮かびます。この場合、ヒザそれ自体を動かすのが困難です。病院で診察を受けても、運動をひかえてヒザを動かさないようにと指示されるケースが大半でしょう。
こちらのジムであれば、そうした中でもできることがあるのです。
従来の考え方と共通するものとしては、ヒザを動かさない上半身の種目だけを行なう方法があります。つぎに考えられるのが、「患側」と呼ばれる痛めている側ではなく、その反対側だけを動かす形です。こちらでは片側で行なえるマシンがあるので、これを活用します。
どちらか一方を痛めた場合それを無意識にかばって反対側に負担がかかるケースもよくあります。そうした負担を軽減して身体のバランスを調える点からも、反対側の動作を行なうことには意味があります。
さらに、こちらのマシンで特長的なのは、ヒザの動きを入れずに行なえる方法/メソッドが構築されていることです。「アンクル」というバリエーションは、ヒザの角度を変えず「足首」のみを動かします。これにより、膝の負担を高めることなく血流を高められます。はた目にはヒザの動きは見えませんが、脳を含めた身体内部の神経系においては反応が起こっています。
これらの対処法は、鳥取/本部の40年を超える研究の成果であり、その前提は適切な専用マシンを使用することです。外見が似ているだけのマシンでは不可能なばかりでなく、むしろ危険です。こちらのマシンは医療施設にも導入されているものなので、その点では信頼を寄せていただけるかと思われます。
マシンを行なうことで、練習を再開する時期も見定めやすくなります。勘に頼って練習を再開するのは、あまりにも危険です。適切なマシンを使用することで、練習の再開直後におなじ部位をふたたび痛めるケースを回避できることもあるのです。
できることがあれば、気持ちも維持できます。
P.S.
『時の中の自分』外(そと)尾(お) 悦郎さん(道友社)。
読書家としても有名な女優の芦田愛菜さんが、スペインの「サグラダ・ファミリア」の特集番組でインタビューされていたのが、彫刻家の外尾悦郎さんでした。「音を聴きながら(岩を)彫り進めていく」という件(くだり)が印象に残りました。