スタッフの児玉です。
体験トレーニングで反応がよかったのに、入会をためらわれるケースがあります。その多くは、ご自宅とジムの距離の問題です。
ここ数年来、もっとも遠方からお越しいただいたのは豊岡市の方です。兵庫県内とはいえ100kmに及ぼうかという距離です。
野球をされている小学生のお父さまから連絡をいただき、1度ご体験をということで話がまとまりました。クルマで2時間かけてのご来館でした。
身体の反応は芳(かんば)しく、トレーニングを体感いただくという第一の目的は果たせたかの印象を受けました。
トレーニング後、ご提案した方法は2通りです。
1つは、入会した上で休会制度を活用し、通える月だけご来館いただく方法です。
2つめは、鳥取/本部合宿にご参加の上、ビジター制度を活用する方法です。
2つめをあらためてご検討いただくということで、その日は終了となりました。
思いが行動に変わるタイミングは、2つあると感じています。
①インスピレーションが生じた時
②思いがあふれた時
この2つに優劣はなく、時々で変化するものかと思われます。
わたしがW.W.京都スタッフだった頃、入会わずか数ヶ月で鳥取/本部合宿に参加された中学生の陸上選手がいらっしゃいました。彼女の決断の速さと行動力は、尊敬に値します。①の例ですね。
いっぽう、わたしは合宿参加までに時間を要しました。②の例です。代表の小山裕史先生の雑誌連載を読んだり講演を聴きに行ったりしていましたが、思いを抑えられなくなって鳥取/合宿に参加しました。
感覚的には、容器から水があふれるイメージでしょうか。
思いを行動に移すと、何かが動きだします。体験すると、体験前とは状況も知識も変化します。W.W.宝塚でのご体験後に本部合宿へ参加される、あるいは他の提携施設に入会いただく形でも、なんら問題はありません。
さきの豊岡市の方も、よい形になることを願ってやみません。
P.S.
『ちはやふるplus~きみがため~』第④巻/末次 由紀先生(講談社)。
かるたをテーマにしたマンガ『ちはやふる』の続編です。末次先生は、京都市の「マンガミュージアム」や、嵐山で開催される「かるた大会」にも精力的に足を運ばれてきました。これからも、気持ちの熱くなる作品を期待しています。