スタッフの児玉です。
レストランで、すばらしいホールスタッフの女性にお会いしました。
明るい表情で手際よくテーブルをセッティングされる所作が美しく、メニューの説明もわかりやすい。さらには、ナプキンを落とした際には、さりげなく新しいものを差し出していただきました。
まさに水際立ったサービスに、お料理がいっそう美味しく感じられました。てっきり社員の方かと思いきや、アルバイトだという返答におどろきを隠せませんでした。
サービスに、肩書は関係ありませんね。
ホールの仕事は単にお料理を運ぶだけの作業ではなく、無限に工夫を凝らせるものなのだと教わった気がします。
先日は、鳥取/本部研修で鳥取に戻ってきました。
昨年から今年にかけてマシンの精度がさらに進化しているので、その留意点と、そこから広がるトレーニングの展開を教わりました。研修の内容は持ち帰って、スタッフで共有、復習します。そうしてトレーナー自身で取り組んで修得したのち、会員さまにお伝えする運びとなります。
こうした内容はすべて、本部の研究成果です。聴いて翌日にすぐお伝えできるものではありません。ましてや、思いつきや好き勝手な我流で行なっているわけでもありません。この研修を受ける際、さきのホールスタッフの女性を思い浮かべて、伝え方を想像しながら学んでいる自分がいました。
昨年末から7月にかけて導入された新たな装置は、「Moving pivot™」と呼ばれます。マシンが進化すれば、得られる反応もおのずと変化します。
新しい装置の感覚に驚きつつ、宝塚会員の方々の表情も明るくなり会話も広がっています。それにともなう新しいバリエーションは、ベーシックな動作を踏まえて、さらなる反応を引き出してくれます。
本部は、こちらのトレーニング研究の最先端です。そこには40年を超える研究で培われたものがあります。その粋(すい)がマシンの開発であり、動作指導なのです。
ベーシックな形に取り組まれた先には、発展的な種目への展開が待っているのです。
P.S.
『ことわざ生活 こっち篇』文・あかいわ しゅうごさん 絵・ヨシタケシンスケさん(草思社)。楽しく読める児童書ですが、知らないことわざがたくさんありました。
きわめつけは、「今日の一針(ひとはり)明日の十針(とはり)」。繕いものを翌日にまわすと十倍かかるという意味で、仕事などは、この典型ですね。じぶんのことを指摘されているようで、耳が痛いこと限りありません。