スタッフの児玉です。
トレーニングジムは、再会の場になることがあります。
学生時代の野球部の先輩と後輩が再会されることもあれば、アスリートの方が以前のチームメイトと出会われることもあります。
先だって体験トレーニングに来られた中学生の女の子は、小学校のクラス担任だった男性会員さまと顔を合わせて思わず声を上げられていました。おかげで緊張もとけ、よい雰囲気で体験トレーニングを行なっていただけた次第です。
出会いは、ひとの想像を超えています。こうした再会は計画できるものではありませんね。ひとつの出会いが、人生を変えることもあります。
もちろん、この場所でトレーニングを始められること、それ自体が新たな状況との出会いになります。
これまでにも、トレーニングを始めたことで競技、仕事が変わったとおっしゃる方が大勢いらっしゃいます。筋トレでは出ない身体の反応、感覚を得られるからこそ、こちらのトレーニングは選ばれているのだと強く感じます。
それまで接点のなかったひととの出会いも生まれてきます。
会話まで行かなくても、挨拶を交わしたりマシンの交替の際に会釈を交わしたりされるだけでも、それは充分な関係性です。そこにはジムならではの清々しさがあります。本来であれば接点のないご関係ですので、はたから拝見していても不思議な魅力を感じずにはいられません。
ジムには、トレーニングに真摯な方、動作にすぐれた方もあれば、さわやかな雰囲気の方、楽しく会話してくださる方もいらっしゃるというように、さまざまな会員さまが集われます。その方々がお互いに影響を与えあっておられるのを肌で感じます。
会員さまがお互いにリスペクトされる気持ちから、ジムの空気感も創られているのでしょう。
W.W.宝塚の空気感は、スタッフだけでは生まれません。当施設も、会員さまがお互いに敬意を払っていただけるジムでありたいものです。
P.S.
『マスカレード・ライフ』東野圭吾さん(集英社)。
東野圭吾さんの作品は膨大なので、「マスカレード・ホテル」「ガリレオ」「ラプラスの魔女」の3シリーズにしぼって新作を読み継いでいます。東野圭吾さんは映像化作品の内容を原作に反映される作家さんなので、今回の登場人物であるホテルマンの新田と尚美も、木村拓哉さんと長澤まさみさんを彷彿(ほうふつ)とさせるものがありました。