#87 これまでの現場 ② ~「W.W.松山」時代 ~

スタッフの児玉です。

日常が安定すると、非日常が活きてきます。

 

W.W.京都に在籍した10年の間で、1年あまりの出向期間がありました。

愛媛のW.W.松山様への出向です。スタッフに欠員が出て、京都に期間限定のサポート要請があったのです。トレーナーの日常に慣れてきた時点での転機でした。

松山様は2008年開設です。環境面も雰囲気も、非常にアットホームな施設でした。

よい会員さまに囲まれ、非常に勉強になる1年を過ごせました。

 

松山様に出向して、最も大きな収穫だったのは施設移転の経験です。

松山城の西側から、現在の東側の建物への移転の時期だったのです。

マシン、備品、什器(じゅうき)を、移転先に移動する手伝いを経験できました。

移転の際は、マシンをすべて分解する訳ではありません。持ち運べる単位までの分解になります。扉、通路、エレベータを通せるサイズにするのです。

 

移動できるサイズになったマシンは、丁寧に梱包材でくるまれます。

マシンの可動部分は、傷まないように養生テープなどで固定されます。

マシンは元々、すべてが鳥取/本部で開発されています。

本部スタッフのマシンに関する桁違いの知識に、圧倒されました。

 

もうひとつ印象に強く残っているのは、個人のアイデアの違いです。

松山様の主任は、落ち着いたペースで仕事をするタイプでした。

当時、松山様が良い形で存続するように、主任に強く意見したこともあります。

主任には余分な負担をかけてしまい、じぶんの青さが恥ずかしい限りです。

 

当時、意見交換する中で、私から決して出てこない意見が主任から出てきました。

私の意見の方がよいという思い上がりを、見事に打ち砕かれました。

一見、寡黙な主任の中に、素晴らしいアイデアが秘められていたのです。

他者の意見を無下に否定してはならない、と学びました。

 

続けることで、めったにない経験に出会えます。

続けることで、じぶん自身の内面に気づきます。

トレーニングも、同じではないでしょうか。

回数をかけないと、見えないものがあります。

 

P.S.①17+8

『群像UWF3派』堀江ガンツさん(竹書房)

プロレス団体UWFから分裂した3派の歴史に関する、堀江ガンツさんの新刊です。作家の中島らも氏が、独りになった前田日明選手を励まされた言葉が紹介されます。「君には挫折する資格がない」という一言は、胸に深く響いてきます。

 

P.S.②

『アンと幸福』坂木 司さん(光文社文庫)【再読】

デパ地下の和菓子屋を舞台にした、お仕事ミステリです。坂木 司さんの作品で、読み続けているシリーズです。この作品は、厳しいストーリーもありつつ、読み終わると仕事をがんばろうと思えます。11月発売の新刊『アンと友達』も期待大です。

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