スタッフの児玉です。
言葉には、力が秘められています。
『あんのリリック』は、2021年にWOWOWで放映されたドラマです。言葉、表現をメインテーマにつくられた作品です。
主演は広瀬すずさんで、友だちと良好な関係を築くのが苦手な女子大生の役です。独りで言葉、表現に浸る生活を送っている中、ラップの作詞と出会うという設定です。
共演の宮沢飛魚さんの役は、広告代理店で働きつつ俳句を続けている男性です。この2人が出会うことで物語が動き出します。
以前、このブログで挙げた加藤楸邨(かとう しゅうそん)の句も、この作品で初めて知りました。
鳥取/本部の小山裕史先生について、最初に教えてくれたのはトレーニングに造詣の深い兄でした。
兄は、小山先生がボディビル/アジア選手権に向けてトレーニングされる貴重な映像とともに、雑誌、新聞の記事を見せてくれました。
小山先生が綴られる動作表現は別格で、ほかでは決して出会えないものでした。
そうして時を経て、鳥取/本部の競技合宿で、小山先生の指導、表現に直(じか)に接することになります。
研究に裏打ちされた動作の説明は、きわめて専門的で、かんたんには理解などできませんでした。それでいて、それまでにあった多くの悩みが解消されたのです。
小山先生が発せられる一言は示唆(しさ)に富み、1度では飽き足らず、くり返し鳥取へ足を運ぶことになります。
追究された動作に関する表現に、気づくと心酔していました。
本部で取り組まれるアスリートの方々のエピソードにも、魅了されました。
それが蓄積され、トレーナーになりたいと思うに至ったのです。
トレーニングと表現の魅力は、尽きることがありません。
動作も言葉も、どちらも表現という一点で共通しています。
それは、鳥取/本部だけでなく、日ごろのW.W.宝塚での日々でも、つねに胸の奥で感じています。
P.S.
『READ』中村 佑介さん(飛鳥新社)
中村 佑介さんの書籍イラストをまとめた1冊です。イラストレーターを見ていると、際だつ個性に気づかされます。個性は、試行錯誤の中から確立されるのでしょうが、それを下支えするのは紛れもなく、たしかな基礎なのだと強く感じます。

